バトルロワイヤル
「大丈夫か!?」オレは児玉と御堂のそばへ駆け寄った。
「大丈夫だ………ただの切り傷やから…」児玉と御堂の怪我は軽かった。
「亮ちゃん、健ちゃんも怪我してる!!」真弓の大きな声にオレは焦った。
「オレは全然大丈夫やで!」と健太は答えた。
健太の怪我は児玉と御堂寄りも軽かった。
「あ、そぅ。………てかさっきのやつ誰なん!?」思い出したようにオレは言った。
「わからん…たぶん先輩やと思うけど…。山川達がこっちに来る前にもぅ1人おったんやけど先にどっか行ったわ。後さっきの戦いで弾がかなり減った…たぶん残り2発くらいやろ…」児玉は手に持った拳銃見て言った。
「えっ!?何発撃ってん?」
「………13、4発かな?」
「なんでそんなに撃ったのに死なへんの!?当たらんかったん?」オレは驚きが隠せなかった。
「いや当たったけど倒れることすらなかった。…たぶん防弾ジョッキかなんかしてたんやろ…。……てかまた休まないと…。」児玉はかなり疲労している。
こんな児玉は持久走の後以外で見たことがない。
「……ウチの考えやけど…」
『ん?』
「ウチの考えやけど今から保健室行くってのはどうかな?」真弓は口をひらいた。
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