バトルロワイヤル
リッチ大統領が指す指はオレと山田大佐を指していた。
「まさか…オレと…」
「私が…」
オレと山田大佐は顔を見合わせた。
「もしそれができないならバトルロワイヤルを止めることはしません…。」
(嘘だろ…さっきまで握手してたんだぞ!?)
「…山川君…私は君達を応援したいけど殺し合いとなれば達は私は負けるわけにはいきません…」
(コオォォ…)
山田大佐の目はじっとオレを見つめている。
(この人…真剣(まじ)だ…!!)
「ちょっと待ったァア!!!」
『……!?!!』
「山川君…ちょっと待ってくれないか…。その勝負オレにくれへんか?」声をかけたのは登米だった。
「2年生ばっかにしたがってちゃ3年の立場がない…」
「登米…さん…」
「おい登米、お前行くんかぁ!?」更家と五十嵐は駆け寄った。
「あぁ…。勝てるかどうかはわからんけどやれるとこまでやってみたい…。いいだろ?大統領さんよぉ?」
「ご自由にだとさ…」通訳は軽い口調で言った。
「よっしゃあぁー!!行くぞ山田大佐ァア!」
(ダダッ…)
登米は殴りに走った。
「うおぉおぉぉ…!!!」
(ドスッ…)
「悪いな…私も負けるわけにはいかないんだよ…」
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