バトルロワイヤル
「なんでなんですか……リッチ大統領…?」
(ドクドクッ…)
刺されたのはリッチ大統領だった。
リッチ大統領はオレと山田大佐の間に入り自分から刺されに行ったのだ。
「なんでアンタが刺されてんだよ!!」
「…I will………――……good bye and thank you YAMAKAWA…」
(ドサッ…)
リッチ大統領はいくらかオレ達に向かって言って倒れた。
しかし最初と最後しかオレには聞き取ることができなかった。
「おい…何て言ったんや?おい、死ぬなよ!!アンタがいなかったらバトルロワイヤルはどうなんだよ!!?」
「早くヘリで病院に運べ!!!」山田大佐は部下に指示を出した。
「山川君…リッチ大統領が言ったことを教えてあげよう…。」
「…えっ?」
「彼は“私はバトルロワイヤルを止める気はなかった。でも山川、君を見ているウチに私も君に掛けてみたくなった。私は世界政府として活動していたが私の考えが間違っていたようだ。バトルロワイヤルは山川、君の指示どおりにまわりにいるマスコミによって止めてくれ。…最後にいいものが見れてよかった。さよなら、そしてありがとう山川…”だ…。」
(…ツー…)
オレの目から自然と涙が流れた。
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