バトルロワイヤル
―1週間後―
オレ達都島第五中学校のみんなは白城達の見送りに来ていた。

「白城、バスケ頑張れよな!!」オレは白城の手を握りしめた。
「当たり前やないか!!佐千代もおるし、山田大佐の軍人の知り合いでバスケがうまい人がおるらしいからその人に教えてもらうから!」
「じゃあみんなも元気でね!」河村は1人1人に手を握って行った。
「…じゃあ…な…」
白城は目に涙をためてヘリに乗り込んだ。
「バイバイ…」
(プル…プル…)
ヘリはだんだんプロペラを回し始めた。
「バイバイみんな!!」
(プルプルプル…)ヘリは北をめざして飛び去った。
オレ達はヘリが見えなくなるまで手を振り、見えなくなるとみんなで泣いた。

「じゃあオレ達も帰るか!」オレは涙を拭いて言った。
「じゃあ僕達は更家さん達のお見舞いに行ってきます!」大野達はそのまま行ってしまった。

オレは真弓と2人っきりになった。
「オレ達もどっか行こうか…?」
「…うん。」
「どこ行きたい?」
「…海。」
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