バトルロワイヤル
「ウッ…………」
(ドクドクッ…)畑中の胸から大量の血が出てきた。
「…予備の弾はやっぱ隠しとくもんやな。」児玉は言った。
「こじゃま………弾切れじゃあ…」真弓は泣きながら言った。
「予備に1発は持っとかないと。何が起こるかわからんからな。」
「し、……死にたくない…お母さん…お父さん……………」畑中の息は止まった。
「とりあえずこの銃は用済みやな……思わぬところで武器が拾えたな。」
畑中が出した武器は防弾ジョッキ、マシンガン、トンカチ、ハンドガン、ライフルだった。
「オレはライフルをもらう。」児玉はライフルをかばんに入れた。
「じゃあオレは……」この調子で
オレはハンドガン、
健太はマシンガン、
御堂はオレ達に気を遣って何もとらなかった。
真弓は1番戦闘は少ないけど防弾ジョッキを着ることになった。
「音楽室ではオレと真弓が守られたからオレが見張りをするわ!」オレは言った。
「こじゃま…さっきはありがとう。」真弓の動揺はおさまった。
「あ、あぁ。危なかったからな。」
「みんなの治療をしなきゃ!」そう言うと真弓は棚から箱を取り出した。
真弓は保険委員だった。
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