バトルロワイヤル
「……やっとついた。ん?」
見ると廊下にみんな立っていた。
中には泣いてるやつもいた。
「どぉしたん?はよ入ろや!」オレと健太がクラスの戸を開けようとした時……
「キャーーーーー!!」
「池野の声や!!」(……真弓!!)オレと健太は4階に走った。
「4組の戸が開いてる……。」
「真弓!!!」
真弓が腰を抜かして泣いていた。真弓の他に生徒はいなかった。
「どぉしてん!!」「机の上に……」
オレは机の上を見た。いや、入ってきてすぐに気付かなかったオレと健太は自分達の行動に驚いた。
「なんやねんこれ………」
見ると全ての机の上にはカバンと首輪らしきもの、そして書き置きがあった。
(ダダッ!!)健太はすぐに走って5階に走っていった。
「健太!?」オレも健太を追い掛けた。
「うわぁぁああ!!」健太の声だ。
少し遅れて教室に入った。
4組と同じようにカバンと首輪らしきもの、そして書き置きがあった。
「健太………どぉした!?」
ひざまついた健太の影には首と体が分離した………
「……よ、…よしだ…かぁ……?」同じクラスの吉田だった。
「うわぁぁあぁ!!!」
(いつもと同じ穏やかな学校だと思ったのに………)
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