バトルロワイヤル

争奪戦

残り15分……
「いよいよやな……」
「うん……」オレと健太は緊張感とともにわくわくした感情が芽生えた。
「お前らなんか嬉しそうやな。」児玉は言った。
「だってなんか体育祭みたいやん!」健太は嬉しそうに言った。
「中川先輩これは遊びじゃないんですよ!!」御堂は言った。
「まぁまぁ…てか本間腹へったな……」
そんなこんなで10時をむかえた……。
《ピンポンパンポーン。まもなくトラックがグランドに入ります。みなさん外に出ましょう!ピンポンパンポーン……》校内アナウンスが流れた。
窓からグランドを見ると軍隊のトラックが入ってきた。
「っしゃあ!みんな行くぞぉお!!」健太のテンションは絶頂だ。
「待て!」児玉は言った。
「なんでやねん!!」
「…御堂、お前のスナイパーのスコープで車の運転席を見てくれ……」
「わかりました……」御堂はスコープを使って見た。
「誰も……乗ってません!!」御堂は言った。
「やっぱりか…」
「どういうことや!!」健太が怒鳴ったとき、グランドにはたくさんの生徒が走っていた。
「もうみんな行っちゃったやんけ!!」健太は言った。
(……ドドドドドドドドドドドドドドドドドッ…)
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