バトルロワイヤル

家庭科室

―屋上―
「おい細川、そろそろ飯にしようぜ、清水が死んだことで飯が1人分浮いた。」
「そうだな…オレらの部屋で飯にしよう。魚とかあるから煮物か何か作ってやるよ」
「細川は料理がうまいからな…」


―理科室前―
「やったな、寝床はとりあえず確保した。」健太はガッツポーズをして言った。
「やったね！」真弓も嬉しそうだ
御堂は窓を見ている。
「先輩！見てください！早く！！」御堂はあわてて近くにいたオレの裾をつかんで窓の外を指差した。
「あっ！トラックが…」
「帰ってく…？」
グランドにあった無人トラックが動き出した。
「くそっ、ここからじゃよく見えへん！」児玉はスナイパーのスコープでのぞいていた。
「門の外に出ます！！」オレ達は窓に集中した。
（ドォオン）
「……いっ！？」なんと無人トラックの助手席らしき場所が2台とも爆発した。
「なんで？しかも……」
「おいあのトラックおかしいぞ！」トラックは助手席で爆発したにもかかわらず進んでいって門の外を出ていった。

「…意味わからん…。」オレと健太は顔を見合わせた。
「とりあえず屋上の様子を見に行くぞ！」児玉は言った。
「屋上なん！？」
…焦った。