バトルロワイヤル
「このルールは絶対って…」
「そうだ。絶対だ。」先生が返した。
「今や世界は絶滅と破滅の危機にさらされている。日本が熱帯になることで作物の時給率はさらに低下し、りんごすら作れなくなった。残りの石油がなくなった今、こうするしかないんだ。このシステムによって世界の人工は約20億以下にまで下がる。そうすれば戦争を回避できる。」
「言いたいことはそれだけか……?」
「健太…」
(ガタンッ)健太は立ち上がった。
「たったそれだけの理由で同じ釜のめしを食い合った仲を平気で殺せるかよ!!」
「ハァ…」先生はため息をついた。
「お前達の私情なんか知るか!!」
「………!!?」
「みんなよく聞くんだ。この計画は8時50分にスタートの放送が鳴る。そしてそこから9時になるまでに全員が首輪をしなければそこのクラスは爆破される。」
「…そんな…」
「もぅ時間だ。じゃあな」
(ガラガラ…ガチャン)先生は出ていった
「ちょっと待てよ!!」
(……ザァー…校内のみなさまに連絡です。バトルロワイヤルをスタートします。今から10分後までにクラス全員が首輪をしなかった場合…そのクラスを爆破します。ではスタートです…)
「そんな…」
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