バトルロワイヤル
「ぐっ………」向坂は吐血している。
「今撃ったやつ誰じゃ!?」徳光はおれらに言ったがオレ達ではなかった。おそらく向坂のこの大声を聞いた誰かだろう。
「池野さん…しっかり見ててくださいよ!!」向坂は体中にダイナマイトを巻き付けた。
(シュボ……)向坂はライターをつけた。
「アイラブユー!!」向坂は叫んで自分の体に巻いているダイナマイトのひとつに火をつけた。
《チチチチチ………》
「まずいみんな伏せろぉおお!!」
《ドオォオォォオオ………ン》
「きゃあぁぁあ!!」
「うわあぁぁあ!!」
かなりの爆発だった。
「向坂!!!」オレ達がグランドを見ると向坂の死体はなく、大きな焦げだけがグランドに残っていた。
「あいつ頭おかしかったな………」
「たぶんバトルロワイヤル(この)制度に耐えれなかったんだろう……。」
「明日はまたダイナマイト作らないと……」
「寝るか!!」
「次の見張りの井岡頼む……」オレ達はまた眠りについた。
「次お前らの番だぞ!!」7時30分に真弓と健太は起こされた。
「なんか緊張するな…」健太が言うと真弓はうなずいた。
うなずいたまま顔が上がらない。
「寝るなぁ!」真弓は寝ていた…
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