バトルロワイヤル

―3日目―

7時31分もぅ完全な朝になり、早いところはもう動きだす時間だ。
健太と真弓は見張りを始めた。
「真弓…大丈夫か？」健太が言った。
「……なにがぁ…？」まだ眠いのか目をこすりながら言った。
「深夜に1回起こされたことだよ…」深夜に起こされたこととは向坂のことである。
「うん。…もう大丈夫…」
「そかぁ……。」
長い沈黙が続く……
7時41分
「あと20分を切ったし頑張ろうぜ。」健太が沈黙を打ち消した。
「うん。」
「……オレら3人が一緒な時期っていつからかな？」
健太とオレと真弓は昔からよく遊んでいた仲だ。
「えっと……、健ちゃんがそのネックレスをつけ始めてからだと思う。」真弓はいつも健太が首につけてる朱色に光、ルビーのネックレスを指差した。
「亮ちゃんが「オレの友達が元気ないから元気づけて！」って言ったの覚えてる。」
「そういえばそうやったな……」
「なんで健ちゃんはそんな高価なものずっとつけてるの？」
「それは……」健太は時計を見た。
7時58分…
「……もう時間だ。起こそう。」健太はネックレスの理由を答えなかった。
「おい亮佑、児玉、起きろ……」
「……もぅ朝か？」オレは起きた。