女将ヤンキー優奈★
ふと前を見ると、
着物を身につけた、女の人が歩いていた。
『綺麗……』
私は無意識にその人のことをついていった。
女の人は、立派な建物の中に入っていった。
『はっ!ついついていってしまった!!
いいなぁ……私も着物きたい……』
そう、何を隠そう、私の小さい頃からの夢は、
女将(おかみ)だ!
綺麗な着物を着て、
あの上品な言葉づかい。
男より男らしくなってしまった私には到底なれない……
ハァ…
私はため息をついてしまった。