女将ヤンキー優奈★



『あっ二人が出てくよ!早くついていかないと見失っちゃう!』



出口へむかう二人を指さし由紀が言った。



『こらいつまでもふぬけた格好してないで早く起きろ!』



のびている拓也に再び腹に一撃を放つ。



『グフッ!……あれ?おばあちゃんは?』



『ぶつぶつ言ってないで早く行くぞ!』


拓也の頭を叩く。



『お、おう。


? なぜ腹が死ぬほどいたいんだ?』




三人は見失わぬように二人を追いながら映画館をあとにした。



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