女将ヤンキー優奈★


『あっ公園に入ってく!』


二人はひとけのない公園に入って行き、二人はベンチに腰をかけた。



私たちは二人が見える茂みに隠れた。



『何話してるのかな?』



由紀がボソッと呟く。



『帰るって言っといて……あぁ!』


拓也が二人を指差した。


見ると祐希は目をつぶり、慎悟が祐希の肩に手を乗せている。



『これはちょっと……』



『まさか……』



『キスしようとしてるんじゃ……』

拓也が言う。



私は口より先に体が動いてしまった。



『ねぇ優奈!あんた何立ち上がってるの!!』


由紀が私の足を引っ張る。


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