女将ヤンキー優奈★
俺は隣の部屋にある仏壇の前に座った。
そして顔の前に手を合わせた。
『おはよう母さん。
友達と遊んでくるね』
金髪にピアス。
しかも暴走族に入っている。
母さんが生きていたらなんて言われるだろう。
俺は立ち上がり、玄関にむかった。
母さんとの思い出をふと思い出してしまい、
少し涙目になってしまった。
ダメだ思い出しちゃ。
俺は泣かないって決めたのだから。
俺は玄関を開け、家を出た。