年上王子のお嫁さん☆
絋花は、まだ席についているあたしの前に座って
持っていた飴をくれた。
「まぁ、電話してみなよ。
もしかしたらデートのお誘いかもよ〜?」
「ん〜…そうならいいけど…」
可愛い包み紙の飴を受け取り、電話帳を開く。
…かけてみる、か。
「あたしは今からデートだから♪
早く帰って、それから電話しな?じゃ、また…明後日。」
「うん…また明後日ね。
飴、ありがとう。」
絋花と別れて、家路につく。
早く帰って電話しよう。
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