年上王子のお嫁さん☆


『あぁ…あのさ。

もう授業終わった?』


「うん。終わったよ。
今、家にいる。」




お母さんは二階に行ってしまったから、リビングに一人。


ついていたテレビドラマより、啓飛の声に神経が集中する。



そんなあたしに啓飛が言った言葉は

思ってもいないこと。




『今日、これから暇?

もし暇だったら、営業部のみんなとご飯食べるんだけど、来る?』




…え!!?

これはまさか……


“デートのお誘いかもよ?”




「え……いいの?」




うそ…





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