年上王子のお嫁さん☆


啓飛の言葉に頷いて

ゆっくりと離れた。




「…おやすみ、華。

いい夢見ろよ?」


「うん。おやすみなさい。

また……来週。」




ニコッと笑ってから、玄関に入る。



“いい夢見ろよ?”かぁ…


あたしは、これが夢なんじゃないかと思って

心配だよ……




不安になる…





もし、夢なら覚めないでほしいし

夢じゃないことを願ってる。





しばらくすると、啓飛の車のエンジン音が聞こえてきて

啓飛が帰ったのがわかった。



あたしは玄関に置いてくれた荷物を持って、リビングに向かった。




.
< 190 / 425 >

この作品をシェア

pagetop