年上王子のお嫁さん☆
啓飛の言葉に頷いて
ゆっくりと離れた。
「…おやすみ、華。
いい夢見ろよ?」
「うん。おやすみなさい。
また……来週。」
ニコッと笑ってから、玄関に入る。
“いい夢見ろよ?”かぁ…
あたしは、これが夢なんじゃないかと思って
心配だよ……
不安になる…
もし、夢なら覚めないでほしいし
夢じゃないことを願ってる。
しばらくすると、啓飛の車のエンジン音が聞こえてきて
啓飛が帰ったのがわかった。
あたしは玄関に置いてくれた荷物を持って、リビングに向かった。
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