年上王子のお嫁さん☆


たったそれだけのメール。


知らないアドレスから。




………ドクンッ



まさか…




「安藤さん…?」



昼間、プールで言われた言葉を思い出す。




……でも、まさか…


安藤さんだとしたら、なんでアドレスを知っているの?




やばい、

……ちょっと、怖い。




内容が内容なだけに

増していく恐怖。



固まってしまう指を必死に動かして、メール画面を閉じる。


そして、そのかわりに開いたのは……





《槇原 啓飛 090・・・・・》





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