年上王子のお嫁さん☆


きっと、計算だ………



安藤さんを嫌っているワケではないが

そんな気がしてならない。






「じゃ、急いでるんで。

失礼します。」




アイスティーを持ったまま頭を軽く下げて、華のいる方へ歩き出したとき…






「槇原くん。」



呼び止められた。


ニヤリと笑う安藤さんは

やっぱり、変だ。




「…これから、楽しみね?」


「……ぇ?」




安藤さんはそれだけ言って

一緒にいた男と歩いていった。




……なんだ?


どういう意味だよ?




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