年上王子のお嫁さん☆
聞き返したいところだったが
明日も会社で会うだろうし
なにより、手元のアイスティーがぬるくなる前に、華に飲ませたかった。
ちょっと駆け足で戻ると、あのベンチに座っている姿が目に入る。
よかった。
何もなかったみたいだ。
「お待たせ。
アイスティーで良かった?」
「うん。ありがとう。」
ニコッと笑う華に
持っていたアイスティーとレモンを渡す。
レモンティー、好きなんだったよな。
華の隣に座って、二人でアイスティーを飲む。
……ぁ。そうだ。
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