年上王子のお嫁さん☆


滝本さんは、俺からコーヒーを受け取り

そう言って笑った。




「じゃ、コピー終わったみたいなんで…」


「ぁ、ちょっと待って。」



コピー機のところに戻ろうとするて、滝本さんに呼び止められる。




「…あのね?

この前、華ちゃんと飲みに行ったじゃない。

そのときに間違えて焼酎飲んじゃったでしょ?


…安藤さんが……」


「あぁ…」




あれか。


俺が頷くと、滝本さんは眉をひそめながら続けた。




「あれさ………」






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