年上王子のお嫁さん☆
「滝本さん!!
電話です。二番お願いします。」
滝本さんを遮るように叫んだのは……
こっちを向いて笑っている
安藤さんだった…
「…わかったゎ。
槇原くん、この話はまた後でするわ。
お昼、空けておいて?」
「…はい。」
滝本さんはそう早口で言うと
電話をとった。
俺も、何事もなかったかのようにコピー機のところへ戻った。
100部の資料を持って、また部長のもとへ。
……さっきの滝本さんの言おうとしてた言葉…
わかった…かもしれない。
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