年上王子のお嫁さん☆


それは

俺の一番恐れていること。



華を悲しませて

泣かれること。



……もしかしたら、今も一人で泣いているかもしれない。


そう考えると、胸がはち切れそうなくらい痛かった。





「……話はそれだけよ。

茉莉ちゃんは、要注意ね。」


「……」




それから、微妙に重い雰囲気でランチを食べた。










華……



今、何してる?




一人で泣いたりしてないか?


不安になったりしてないか?




……もしそうなら


いくらでも、電話でもメールでもしてほしい。




俺が、守ってやる………





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