年上王子のお嫁さん☆
5.5#SIDE 啓飛
華を守るため、お隣に戻ってきて5日。
こっちにいる理由も、なんだか照れ臭くて言っていない。
ただ、毎日毎日
去年のように、華が遊びに来る。
「啓飛、来ちゃったっ!!」
ノックもせずに部屋に入ってきては、俺の隣に座る。
いつもの笑顔を振りまいて……
「オィ。お前、宿題は?」
「半分以上終わってるから大丈夫っ!!
あとは、英語と数学が少しずつだから。」
確か理系だった……っけ?
あれ、文系か??
よく分からないが、華は頭は悪くない。
……アホだけど。
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