年上王子のお嫁さん☆


照れてるみたいで、顔が赤くなってる中里さん。




「…で、付き合うんですか?」


「ぃ、いや……」




恥ずかしそうに頭を掻く中里さんに、ふとよみがえる記憶。


…営業部のみんなと、華と行った飲み会。




「…まぁ、華にキスされてましたからね?

さぞかしモテるんでしょうけど。」


「ぉ、お前……
まだ根に持ってたのか!!?

あれは、華ちゃんが酔ってたからで…っ」


「中里さんだって、まんざらじゃなさそうでしたけど?」




俺が睨みながら言うと、うぐっ
と、声を飲みこむ。





.
< 257 / 425 >

この作品をシェア

pagetop