年上王子のお嫁さん☆
照れてるみたいで、顔が赤くなってる中里さん。
「…で、付き合うんですか?」
「ぃ、いや……」
恥ずかしそうに頭を掻く中里さんに、ふとよみがえる記憶。
…営業部のみんなと、華と行った飲み会。
「…まぁ、華にキスされてましたからね?
さぞかしモテるんでしょうけど。」
「ぉ、お前……
まだ根に持ってたのか!!?
あれは、華ちゃんが酔ってたからで…っ」
「中里さんだって、まんざらじゃなさそうでしたけど?」
俺が睨みながら言うと、うぐっ
と、声を飲みこむ。
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