年上王子のお嫁さん☆
7.5#SIDE 啓飛
花火を見終わり、家に帰る。
一時は、マジでどうなるかと思ったけど
よかった。離されていかなくて。
そのままプロポーズしてしまった…のは
なんでだろうな??
言おうとは思ってたけど
まさかあのタイミングで……
不覚だ(笑)
でも、これで“婚約”っていう鎖に華を縛りつけられる。
こんなこと言うのは…Sかな?
「…飛…啓飛っ!!!
どうしたの?ボーッとして。
着いたよ?」
「え?あぁ…」
そんなことを考えてるうちに、家に着いてしまったらしい。
華とお隣の、あの家に。
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