年上王子のお嫁さん☆


「おぃ。着いたけど?」


「ぇ……あっ!!」



気付くと、車はアパートの駐車場に止まっていた。


窓の外から、啓飛がニヤニヤあたしを見てる。

ムカつく……




「もぅっ」


「ハハ、ほら。」



ドアを開けてくれる。


からかわれたりとか、バカにされたりとか

たくさんイジワルされるけど



やっぱり、優しいんだ。




「…啓飛?」


「ん?」


「大好き」


「は?」


「……覚悟なら…
できてるよ。

あたし、一生啓飛についていくからね。」




鍵をあける啓飛の手をギュッと握る。

びっくりしたように、瞳だけこっちに向けてくる。




ドキッ…


流し目っっ!!!///




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