年上王子のお嫁さん☆
しばらく黙ったままの二人。
この沈黙は、少し怖い。
啓飛の視線に耐え切れず、俯きそうになると…
ガチャッ
バンッ!!!
「きゃっ…」
いきなり部屋に入れられ
壁に押し当てられた。
な、なに!!?///
「だから、そーんな可愛いこと言うなって。
…本当に覚悟できてんだろうな?
寸止めとか無しだぜ?」
熱っぽい瞳にクラクラする。
壁のちょっと冷たい感触が、啓飛の体温と比例していて気持ちイイ。
「……大丈夫。
覚悟なんて、好きになったときからできてるから。
啓飛こそ、覚悟してよね?」
あたしは余裕そうな彼を見て
ニコッと笑ってみた。
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