年上王子のお嫁さん☆


その瞬間――…




グイッ



「え…!!///」


「大人しくしてろ。」




膝の裏と肩の辺りを支えられ、持ち上げられる。

いわゆる、お姫様だっこ…?



近くで見る啓飛の顔は、とっても綺麗で

真剣な表情をちらつかせていた。





「きゃっ」



放り投げられた先は、久し振りに見た啓飛のベッド。


ふかふかで、体がすぐに埋まる。



いきなりの状況に困っていると、すぐに覆いかぶさってきた。




「…覚悟してよ なんて
10年早いっつの。

お前はまだ、俺に必死になってればいい。」




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