年上王子のお嫁さん☆
こんな幸せをくれたキミを
今度は、俺が幸せにする番。
だから……
ついてこい。
これからずっと、一緒に歩こう。
見上げた空には、微かに星が光っている。
わずかに欠けた月が、俺を照らしていた。
「ただいま。」
ドアを開けると、また聞こえてくる
一番好きな声。
ほら、今日もまた
その無垢な笑顔で、明るい声で
俺のところにくるんだ。
「お帰り、啓飛!!!」
可愛く笑う彼女を抱きしめる。
絶対、放さない。
びっくりしてる華の耳元で、囁いた。
「ただいま。」
*SIDE 啓飛 終わり*
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