年上王子のお嫁さん☆


「……ちょっと前まで、お子ちゃまな感じだったのにさ

いつの間にかオトナになっちゃったんだよ。
俺なんかより、大人びてて…」




大人びてて

寂しく感じた、なんて


おかしい??





「…なるほど。

槇原くんはその子と昔から知り合いなのね?」




俺の言葉を聞いて

わかったように言う菊池さん。



…なんでわかるんだ!?





「だって槇原くん、わかりやすいんだもん。

その子が自分から離れていくみたいで寂しいんだ。」




俺の心を読んだみたいに

フフッと笑う。




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