年上王子のお嫁さん☆


…確かに、寂しい。


寂しくて仕方ない。




でも……





「もしあっちが離れていったとしても、俺は離さない。

華に他のやつが出来たら、また惚れさせてやる。」




カッコつけてるワケじゃない。


ただの、本音。



……って…

何言ってんだ。


資料を閉じて、視線を菊池さんに向ける。





「…すみません。

なんか……」


「いいゎよ!!
さぁ、その子のためにも早く終わらせなきゃね!!!」




そう言って、お互いの仕事をこなす。


心強い。





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