内緒のkissマーク★
「もういいじゃん。ていうか先生、あっち行って!」
「ちぇっ。つまんねーの」
先生はぐちぐちと文句を言って行ってしまった。
「はぁ~…」
「栞もお年頃か~。私もそろそろお年頃~」
栞はニコニコ笑った。
あ~可愛い。
すっごく可愛い笑顔だわ~。
この笑顔に癒される私は世界一、幸せ者かもしれません。
「でもね、あきらかキスマークって感が出てるから隠した方がいいよ?」
「隠す?」
「うん。ばんそうこかなんかで」
なるほど。
ばんそうこで隠そう。
他の人に気づかれないうちに。