恋に落ちて
会えると確定したわけでもないのに、こんなことを考えている私はなかなかの妄想女だと思う。
でもきっと、自分から何かしなければ現実は動かないわけで。
心身共に欠点だらけの、女スキル底辺の私。
結論、とりあえずファッション雑誌を片っ端から買ってみることにした。
もしまた直樹に会ったとき、少しはマシであるように。
女として見てもらえるように。
自分でも驚くほど、私は恋する乙女だった。
そして、私は恋のパワーの偉大さを思い知った。