初恋と流れ星
車内の時計を見ると、もう10時を少しまわっていた。
9時閉店のインテリアショップで、店員に無理矢理話しかけ、9時半過ぎまで店内を見て回った。
それなのに結局は何も買わず。
なんて迷惑な客……。
ラジオから『星に願いを』が聞こえてきた。
子供の頃、ピアノで弾こうと一生懸命練習したことを思い出す。
こういう曲って落ち着く。
思わず目を閉じそうになって、自分が運転中であることを思い出す。
危ない、危ない。
曲が終わりに近付いた頃、パーソナリティの声が聞こえてきた。
かわいらしい女の人の声。
「今晩は流れ星が見えるそうです。あなたも星に願い事をしてみてはいかがですか」
そう言うと曲も終わり、CMへと変わった。
9時閉店のインテリアショップで、店員に無理矢理話しかけ、9時半過ぎまで店内を見て回った。
それなのに結局は何も買わず。
なんて迷惑な客……。
ラジオから『星に願いを』が聞こえてきた。
子供の頃、ピアノで弾こうと一生懸命練習したことを思い出す。
こういう曲って落ち着く。
思わず目を閉じそうになって、自分が運転中であることを思い出す。
危ない、危ない。
曲が終わりに近付いた頃、パーソナリティの声が聞こえてきた。
かわいらしい女の人の声。
「今晩は流れ星が見えるそうです。あなたも星に願い事をしてみてはいかがですか」
そう言うと曲も終わり、CMへと変わった。