初恋と流れ星
初恋……。
それは淡くて、少し苦い想い出。

せっかく叶った想いを自分から手放してしまった。

進学先が違ったり、部活で休日も会えない日が続いたことが、自分の思い描いていた恋人同士ではなかったから。

その瞬間、冷めてしまった自分がいて「サヨナラ」を言った。

結局ほとんど話すこともなく終わった恋。

けれど、心のどこかでずっと引っかかっていた。
もし一時の迷いを乗り越えてあんなことを言わなければ、今頃どうなっていたんだろう。

それでも同じ結果になっていたのだろうか。

ただ、もっといろんなことを話したかった。

その想いだけが残った。


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