包丁×鋏×カッター×ナイフ×ドス×錐
呼ばれた陸は不思議そうに首を傾げて「なんだ?」と尋ねます。
すると返事が来る前に丁の腹の虫が飯だ!飯を食わせろぉ!!と言わんばかりにぐぎゅるるる、と盛大な鳴き声を上げました。
それを聞いた少女―刃霧谷 織羽(はぎりや おるは)は思わず小さく笑ってしまいます。
彼女は陸の一つ上の先輩で、彼が一年生の頃図書委員を勤めていた時に知り合いました。
毛先が赤みかかった胡桃色の長い髪を後ろで緩く三つ編みにした優しげな風貌に似つかわぬ右目に着けられた眼帯は、以前うっかりカッターで傷を付けてしまったとのこと。
制服のブレザーからではわかりませんが、実は巨にゅ―はい、また話が脱線してしまうので終わります。
「私もお腹空いちゃったよ~、ねぇ、りっくん。今日りっくんのとこにご飯食べさせてもらってもいい?」
織羽の言葉に丁は不満そうに眉間に皺を寄せましたが陸は
「良いですよ。家に帰っても両親はいないし、皆で食べたほうが楽しくなりますからね」
と、仕事の都合で中々家に帰って来ない両親の話題を出しては嬉しそうに言うものですから仕方なく織羽を迎え入れる事にしました。
すると返事が来る前に丁の腹の虫が飯だ!飯を食わせろぉ!!と言わんばかりにぐぎゅるるる、と盛大な鳴き声を上げました。
それを聞いた少女―刃霧谷 織羽(はぎりや おるは)は思わず小さく笑ってしまいます。
彼女は陸の一つ上の先輩で、彼が一年生の頃図書委員を勤めていた時に知り合いました。
毛先が赤みかかった胡桃色の長い髪を後ろで緩く三つ編みにした優しげな風貌に似つかわぬ右目に着けられた眼帯は、以前うっかりカッターで傷を付けてしまったとのこと。
制服のブレザーからではわかりませんが、実は巨にゅ―はい、また話が脱線してしまうので終わります。
「私もお腹空いちゃったよ~、ねぇ、りっくん。今日りっくんのとこにご飯食べさせてもらってもいい?」
織羽の言葉に丁は不満そうに眉間に皺を寄せましたが陸は
「良いですよ。家に帰っても両親はいないし、皆で食べたほうが楽しくなりますからね」
と、仕事の都合で中々家に帰って来ない両親の話題を出しては嬉しそうに言うものですから仕方なく織羽を迎え入れる事にしました。