コモレビ

「そぉだよっ!誰かサンが11時頃まで電話するからだよッ?」
瑠那は不満ありげに
ごめんなさいねっ! と言った。

でも瑠那は美人だから
スネてもこっちは可愛い印象しか得ない。
可愛い子はトクだね。。。

「そーいえばさ、杏里ってモテそうだけど付き合ってる人とかいるワケ?」
…モテそう?

「え、瑠那サン…?あ、アタシが
モテるって……??」
あたしは混乱気味で聞いた

「ん?だから、可愛いからモテそうって…」
カワイイ?モテる?
そんな単語はあたしに似合いません…。

「瑠那…。いいよ、お世辞は…。
瑠那は彼氏いるの?瑠那可愛いしさ。」

「えッ…!!!」
瑠那の顔が赤くなった。

「も、もしかして…いるの?」

更に赤くなる顔。
もう耳まで真っ赤で瑠那がとても可愛く見える。


「う、うん…。」

「え、えええー!ま、マジでッッ!?」

うそぉ…。可愛いうえに彼氏もいるなんて…
やっぱ可愛い子って…
いいなぁ…。

「て、てかっ、彼氏って誰なのよ!
教えてっっっ!!!」

「や、ヤだっ!む、無理だよッ!」
教えてくれたっていーのに…。
友達じゃないか…!

そう思いながら1時限目の授業を受けた。
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