最強乙女ちゃん
「言ったな?
嫌だっていっても無利やり
相談しにいくからな!」
「……あほくさ。」
剣崎はまた俺のことを
怪訝そうに見てから
八イ、とケータイを返してきた
「どーも…って、え??」
「この子の情報なんて
簡単に手に入るものじゃないんだから
感謝しなさいよ!!」
剣崎は鞄をつかんで立ちあがると
まだ言い合っている2人に
「また来まーす♪」
と言って病室を出ていった
俺は二ヤケる顔が隠せなかった
だって手元にあるケータイには
優月ちゃんのアドレスから
電話番号、住所、好きな食べものまで
さまざまな事が
俺の電話帳に登録されていたから…