最強乙女ちゃん
―優月SIDE―
「…それじゃ、お母さんたち帰るね」
「うん、ありがとう。」
「…さっさと寝ろ。」
「……ハイハイ。」
私が目を覚ましたのは夜中の12時近かった
一瞬、自分がどこにいるのか
わからなかったけど
病院独特のにおいでわかった
少し2人と(正確にはお母さんと)
お話すると2人は帰っていった
長い時間、眠っていたらしい
菜々子と澤田もきてくれていたのに
なんだか申し訳ない…
熱は下がったけどまだちょっと体がだるい
「…クソジジィの言うとおりにするのは
癪に障るけど、さっさと寝たほうがいいかも」
1人ポツンとした部屋は寂しいけど
ベットに潜りこみ目をつぶった