最強乙女ちゃん






「ねー優月?」


「なにー」




なんか、もうメンドクサイ。



ギャル用賢悟って考えたら
軽く落ち込んできたし…





「…俺、女の子…全部きったんだよね」



「ふーん、ご苦労様。…って、はぁ!?」





女の子って…あのギャルたち全部!?


嘘でしょ!?このタラシが!!




「なんか1人の女の子が気になるんだよね。」


「…え、マジ?」




1人の…女の子…?




「向こうは俺のこと、
あんまり良くは思ってないっぽいけど…

その子が泣いてたら
俺が1番に助けてあげたいって思うんだよね」



なに、この突然のカミングアウト…

私かるくフラれた?

まだ告白もしてないのに?




…たぶんその子のことを考えてる
賢悟の表情はいつになく
優しくて柔らかくて温かいかんじがした…



< 118 / 189 >

この作品をシェア

pagetop