最強乙女ちゃん





菜々子と他愛もない話をしながら
迎えた放課後。



いつものように2人残って
お菓子パーティーをしていたときだった






「ててて寺田さんっ!」


「はい?」




いきなり教室に入ってきて
私の目の前に立った男子


見覚えがないから違うクラスかな?



「寺田さんに、さ澤田みたいな
チャライ奴は似合わないよっ!!」



「はい?」



「ぼっ僕と!付き合ってもらえませんか!?」



私は上から下まで男子生徒を見た


…80年代の真面目君みたい…



いまどき丸めがね…

髪の毛は…中高年のおじさん?



賢悟とは全く正反対なタイプだな、うん。






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