最強乙女ちゃん
「…つ…っかれた…」
さすがに校舎の端から端を
走って移動はきついや
息の荒いまま更衣室で着替えを済まし
みんなの元へ行った
「おい、社長出勤。」
「うるさい。ちょっといろいろあっただけ」
新副部長の遼平とペアになって
ストレッチを始めた
「…お前さぁ…
一ヶ月前とは比べ物にならん位
女っぽくなったよな」
「は、はぁ!?どこ見てんの!?」
なになになに!?なんで急にセクハラ発言!?
「ちっちげーし馬鹿!
その…性格的に、なんつうか
言葉が丸くなったって言うか…
行動とかもだし。」
「あははっ、アンタ馬鹿じゃないのー?
私が女っぽくなるわけないし」
変なものでも食べた?と、笑って言うと
「もういい…ファンクラブまで出来たのに」
そういって拗ねてしまった。
…ってファンクラブってなに?