またあいたくて。











がたんっ


病院につき思いっきりドアを
あけた。


「濫…!」


そこには、白い布をかぶって
呼吸をしていない濫がいた。





「ばーか。佳奈。
 驚かせて悪かったな」



そう言ってよ!

早く!なんで?!



ドアの前から走って
濫のところに行った。

白い布をとって、彼の
顔に触る。


「ねつが…な…い。」



心のどこっかでまだ
『生きてる』って思ってて
だから、熱がないってわかったとき
ほんとに死にそうになった。




< 11 / 27 >

この作品をシェア

pagetop