music of the memory -Childish youth-




無視したら嫌われるよね



そう思い小さく手を振った



私を見るとパーッと笑顔になった2人
だけど、直後に「俺にだろ」とでも
言ってるんだろう、
2人ともめでたい奴なもんで自分に
手を振ってるのだと確認してくる



別に両方になんだけどなー



今私は何だかとても幸せな
気分でどきどきだ



こんな幸せでいいのだろうか
って思うくらい幸せ



この時幸せを使い果たし
もう幸せになることも
誰かに好かれることもなくなった
ことはまだ知るよしもなかった


誰もいない放送室には
音楽だけ流れている




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