music of the memory -Childish youth-
「それで、那都は?
まだ好きな人いないの?」
美波の質問に思わずびくっとなる
「いっいないよ。てか女子高
なんだから普通じゃない?」
「確かに出会いは少ないけど..でも
那都に彼氏居ないなんておかしいよ」
「はは..ありがとう..」
またお世辞が始まるから
苦笑いしながら会話を終らせる
しょっちゅうの出来事だから
大体分かるんだ
私はシェイクを飲みながら
ふと窓の外を見ると
外は夕日で赤く染まっていた