☆私とアイツ☆
見知らぬ人達が
ガヤガヤ騒いでいる。
その中で私は
中学の時にすごく仲がよかった
亜子(アコ)を見つけた。
「亜子ー!!」
「さくらー!!」
私と亜子は
お互いの名前を大きな声で
呼び合った。
大きな声より
奇声の方が近いかな…?
「同じクラスになれるなんて
思ってなかったよ!!」
「私もだよー!!」
私達は恋人同士のように
ぎゅぅっとハグをした。
「また尊くんと同じクラス
なんだね??」
満面の笑でたずねてくる
亜子の顔には
絶対この2人付き合ってる!
という風に書いてある…
付き合ってはないんだなー!
「そうなんだー!いい加減」
離してほしいよねー?
あれっ?尊??」
教室に入るまで私の横に
いた尊はいつの間にか
いなくなっていた。
教室の中をキョロキョロ
見てみると
尊は男の子と話しをしていた。