左肩の重み~美香story~
「それはみんなが、私のことを仕事できるとか思ってるからです」
人はきっと、勉強や仕事が出来る人のところに集まってくる。
だって楽じゃない。
その人の指示を受けて、自分の考えなしに行動するのは。
「人の中心にいるのは嫌いです。疲れるから」
人の中心にいるのは嫌い。
みんな私を買い被ってる。
私の傍にいても、なんの得もしない。
だって私は仕事が出来る人間じゃない。
印象がいいのは、偽りの笑顔を見せてるだけ。
私は、素直になれないただの意地っ張り。
それでもひとつだけ、もしかしたら自分は素直になれてるんじゃないかって思う瞬間がある。
それは、佐伯さんと一緒にいるとき。
彼の前だけは、ちゃんと笑えてる気がする。
ちゃんと本当の言葉を発してる気がしたんだ。
人はきっと、勉強や仕事が出来る人のところに集まってくる。
だって楽じゃない。
その人の指示を受けて、自分の考えなしに行動するのは。
「人の中心にいるのは嫌いです。疲れるから」
人の中心にいるのは嫌い。
みんな私を買い被ってる。
私の傍にいても、なんの得もしない。
だって私は仕事が出来る人間じゃない。
印象がいいのは、偽りの笑顔を見せてるだけ。
私は、素直になれないただの意地っ張り。
それでもひとつだけ、もしかしたら自分は素直になれてるんじゃないかって思う瞬間がある。
それは、佐伯さんと一緒にいるとき。
彼の前だけは、ちゃんと笑えてる気がする。
ちゃんと本当の言葉を発してる気がしたんだ。