DislikeMan~男なんて嫌い~
その声で個室に集まった人々がおぉっ!!と言う声とともに手を叩いた。
私はその光景をただ眺めるだけ。
なんたって、興味がなんだから。
一人、苦笑いの私を横目でチラっと見てから早苗は続けた。
「まず、自己紹介から始めましょ!!」
あと15分もしないで帰る私がいるのに何故自己紹介なのやら・・・。
「はい、まずそこの男の子からっ」
早苗は私の前の人を指差しながら言った。
「あぁ、はい。えっと・・薪坂洸季(マキサカコウキ)です。年は22です。趣味は釣りです。よろしく」
薪坂と名乗った彼はちょっと首を傾げて微笑んだ。
私より1つ年上か・・・。
「・・・じゃ、次」
「俺は卿渓心次(キョウタニシンジ)。年は21。趣味は・・・ドライブとかかな。よろしく」
薪坂さんの隣の男性はちょっとチャラってる感じ。
指で自分の字の説明をしながらニヤついてる。
・・・私、あーゆータイプ苦手。