DislikeMan~男なんて嫌い~



その声で個室に集まった人々がおぉっ!!と言う声とともに手を叩いた。


私はその光景をただ眺めるだけ。


なんたって、興味がなんだから。


一人、苦笑いの私を横目でチラっと見てから早苗は続けた。


「まず、自己紹介から始めましょ!!」


あと15分もしないで帰る私がいるのに何故自己紹介なのやら・・・。


「はい、まずそこの男の子からっ」


早苗は私の前の人を指差しながら言った。


「あぁ、はい。えっと・・薪坂洸季(マキサカコウキ)です。年は22です。趣味は釣りです。よろしく」


薪坂と名乗った彼はちょっと首を傾げて微笑んだ。


私より1つ年上か・・・。


「・・・じゃ、次」


「俺は卿渓心次(キョウタニシンジ)。年は21。趣味は・・・ドライブとかかな。よろしく」


薪坂さんの隣の男性はちょっとチャラってる感じ。


指で自分の字の説明をしながらニヤついてる。


・・・私、あーゆータイプ苦手。




< 12 / 400 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop